介護現場で利用者に役立つ福祉用具の種類と有効に活用する方法について解説しています。
なお、このカテゴリの各ページで掲載している福祉用具図は、私が介護職員実務者研修を受講しているときにお世話になった株式会社近新様より頂いた 「2012 Vol11-1福祉用具総合カタログ」より引用させて頂いています。
介護が必要なご家族がおられる方で、福祉用具を購入検討されている方は、ぜひ参考にして下さい。
福祉用具の種類と活用方法記事一覧
福祉用具の定義と有効に活用するポイント
福祉用具の定義 福祉用具は、介護保険法に基づき高齢者に対して給付されていますが、昭和44年/1969年に老人福祉法に基づく日常生活用具給付等事業が施行されました。また、法律上での福祉用具とは次のように定義されています。給付対象者心身機能の低下により日常生活を営むのに支障のある心身障害者又は老人提供用...
移動・移乗に関する福祉用具と活用方法
利用者自身が他人に頼らず自分の力で自立移動できることが歩行に関する福祉用具の大きな活用効果となります。手すリの活用法 手すりの設置は、一人で歩行は可能でも歩く際に不安定で、すぐ疲れるなどの状態の方が利用できるようにします。手すりは、階段や廊下の壁に直接固定されているので、安定性が高く転倒予防に効力...
食事に関する福祉用具と活用方法
食事の福祉用具を利用目的 介護を受けている利用者のなかには、自分の力で食事ができない方やしづらい方もおられますが、各利用者の食事機能や嚥下の状態に合った食事の福祉用具を活用することで、自力で食事を楽しんで摂ることが可能になります。重度の要介護者であっても、食事を自力で摂ることにより、生活をより主体的...
排泄に関する福祉用具と活用方法
腰掛便座の種類と活用法腰掛便座について 利用者がトイレで座ったり立ったりすることが自力では難しい場合に使用される福祉用具のことです。腰掛便座の種類 腰掛便座には、次のような種類があります。和式便器の上に置いて腰掛式に変換するタイプ洋式便器の上に置いて高さを調整できるタイプ便座から立ち上がる際に電動式...
入浴に関する福祉用具と活用方法
入浴補助用具の種類と活用法入浴補助具について 利用者が移動して浴室まで行く場合、浴槽への出入りを行う場合、座位で体を洗う際の保持などに対して補助する用具が入浴補助具と言われるものです。但し、浴室や浴槽は、様々な形態や種類があるので、利用者の身体機能の程度やできる動作、利用者に合った浴室環境を考えた上...
寝台に関する福祉用具と活用方法
介護用電動ベッド・キャッチベッドについて 利用者にも利便性が高く、介護職員にとっても無理なく介護できるため、介護施設では電動ベッドが多く使用されています。電動ベットの主な特徴は、利用者が寝返りをしたり、ベッドから起き上がったり立ち上がったりする際に、それぞれの動作を補助する次のような機能があります。...