介護職員初任者研修の資格講座を受講できるスクールを選ぶ際、受講費がいくらになるかは大変気になるところです。
ではなぜスクールによって介護職員初任者研修の受講料金が大きく異なるのでしょうか?
その理由について説明したいと思います。
スクールにより介護職員初任者研修の受講費用が異なるのはなぜか?
理由1:介護職員初任者研修は、2013年4月より始まった資格で、以前はホームヘルパー2級という資格でした。
旧資格である「ホームヘルパー2級」の場合は、スクーリング(実技講習)が42時間でしたが「介護職員初任者研修」では90時間となっており2倍以上になっています。
そのことにより、「介護職員初任者研修」では以前の「ホームヘルパー2級」と比較すると、講師数が倍以上必要になり、講師を新規雇用すると単純計算でも人件費が倍以上になります。
教育体制を充実させたスクール・学校などはこの費用高くなってくるわけです。
但し、資格制度が切り替わってまだ間もないので、世間や受講生の認知度は低いこともあり、受講生からのニーズが高くない場合、経営的観点から見ると経費がかかりすぎると赤字になり可能性があります。
よって、当面は様子を見ながら、以前のホームヘルパー2級と同じ受講料で運営しているスクール(学校)もあるので、受講料がスクールや都道府県により大きく異なってくるわけです。
理由2:受講料が高額な理由はそれなりに意味があるわけで、スクールによってメリットも様々です。
- 受講できる講座日程が複数あり、自分の都合にいい学習日程コースを選べる。
- 講師のスキル専門性が高く、充実している。
- 資格取得後の就職サポートも充実している。
- スクールや教室が全国各地にあったり、駅前で通学しやすい。
- 無料駐車場が完備されている。
- 保育施設が完備されている。
ただ受講料が安いだけで選ぶのではなく、まずは自身がどのような環境で学びたいかを考慮し、受講するスクール・学校を総体的に比較検討してから決めることも重要です。
公的機関と民間団体の介護職員初任者研修費用の差異について
介護職員初任者研修を行っている研修機関としては、ハローワークなどの公的機関とニチイなどの民間運営のスクールがあります。
公的機関の場合、
ハローワークの求職者支援制度や公共職業訓練で行われている資格講座を受講できれば、講義は無料で受講できますが、教材またはテキストの費用、現場実習時の健康診断の費用は、自己負担となります。
但し、受講者希望者に対しての選考は、筆記試験と面接とがありますので、応募したからといって必ず受講できるとは限りません。
民間スクールの場合、
受講料金は約50,000円〜170,000円程度となっていますが、公的機関と違い応募選考は無く申し込めば必ず受講できるので安心ですし、対応も丁寧なスクールがほとんどです。
◆介護職員初任者研修を行っている研修機関やスクールを探す場合は、
まずこちらの「介護職員初任者研修機関を選ぶ際の注意点」をお読み下さい。
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