介護資格を取得した後は、自分が納得できる働き方ができる就業先を探したいものです。
そのためには、自分の事情に合った通勤しやすい地域、働きやすい勤務時間帯、能力に見合った給料とを明確にして、求人情報を探すことがポイントです。
1. 地方自治体(市区町村)の募集内容
各地域の自治体が介護関連職の募集をしますが、介護サービス事業の運営については、直接自治体が行う場合と、社会福祉協議会など他へ事業運営を委託する場合がありますが、直接自治体が運営するケースはごく稀になっています。
地方自治体などの役所の場合は、当然、安定した雇用条件の元で継続して働けるため、求人に応募する人数も多いので、筆記一般教養試験や面接試験を行い選別されるので競争率は高くなります。
2. 社会福祉協議会の募集内容
社会福祉協議会は社会福祉事業法上で、都道府県や市区町村に設置許可されている組織のことです。
地域に住んでいる高齢者の介護や福祉を担う人材を養成することが目的なので、地元から大きな信頼や期待がかけられています。
都道府県に1ヶ所づつ設置されている福祉人材センター、各市区町村に設置されているハローワーク、社会福祉協議会の広報誌などを通じて介護職の求人募集が行なわれています。
正規職員になれば、各種社会保険の加入や有給休暇など各種制度を利用できますが、実際は非常勤や登録制の介護ヘルパーが大半を占めており、これらの人材によって介護サービスが支えられている現状があります。
3. 福祉公社の募集内容
福祉公社は、地域住民が主体となって在宅介護や福祉サービスを行っている組織が、継続して安定した事業運営を行えるようにするため、財政面や技術面に対して支援を行う非営利団体です。
なので、無料又は低額での介護技術講習などが実施されていて、資格を取り会員登録しておくと、登録者の事情に合った仕事を提供してくれます。
多くの場合、業務指示書に沿って働くことが可能なため仕事は直行直帰になり、事務所まで通勤する必要がありません。
4. 民間企業・事業者の募集内容
介護保険制度が施行されてから多くの民間企業や事業者が介護サービス事業に参入しており、サービス内容も多種多様です。
介護職の人材確保のために、各種介護資格の研修や講座も行なっているところも多く、資格取得後に求職登録すれば関連施設で働くこともできます。
資格取得と就職が一体となっているので、受講料は高いですが人気があります。
求人募集は、資格取得後の自社運営の介護事業所や、ハローワーク、介護求人サイト、新聞折り込み求人広告などで行なわれています。
介護職として入職すると、ケアマネジャーが策定したケアプランに沿って、現場で介護業務を行なっていくことになります。
少子高齢化で一人身や夫婦だけの高齢者家庭が多くなっているので、今後は巡回型介護サービスのニーズも高まっていくことが予想されます。
5. 家政婦紹介所の募集内容
民間経営の職業紹介所になり、介護ヘルパーや家政婦を紹介しています。
介護サービス指定業者の認可を得て介護保険の適用対象となるサービス事業を行う所も増加しています。
待遇は、福祉共済制度、職員寮、資格取得支援制度などが完備されているところも多く、介護職を大量に採用する場合もあります。
登録ヘルパーの求人募集は多いので、インターネットマップなどで紹介所を検索し、事務所に直接連絡して尋ねてもいいと思います。
6. 在宅支援センター・訪問看護ステーションの募集内容
介護ヘルパーは、一旦事業所に出勤し、全員で朝礼ミーティングなどを実施した後、担当する利用者の家庭を訪問して身体介護や家事援助を行います。
福祉人材センターや自治体で、求人応募があるかどうかの確認を行えますが、雇用状況は比較的安定しているため、競争率は高いのが一般的です。
在宅支援センター・訪問看護ステーションなどは、他の職場と違い、他分野の専門スタッフともチーム連携して業務にあたる機会が多いので、入職できれば介護以外の知識や技能を幅広く身に付ける事も可能で、スキルアップを目指すには最適な職場だといえます。
7. ボランティアの募集内容
各地域では福祉を支える貴重なボランティア団体も多く存在し、介護や福祉を担うボランティア職員の募集が各地で行われています。
地域の広報番組や広報誌、ボランティア団体ホームページなどで募集が行なわれています。
社会貢献に興味がありボランティアで訪問介護を行ってきた方の中には、やはり正しい介護の知識と技術を身に付ける必要性を痛感して、現場介護を体験し後から介護資格の講座や研修を受講し資格を取る方も少なくありません。
ボランティア団体の中には、自分が介護を行なった分の時間をカウントしておいて、将来自分が介護が必要となった際には、そのカウントした時間と同じ時間分の介護サービスを利用できるという仕組みを導入している団体もあり、この方式を時間預託制というようです。
互いに助け合えるシステムになっているので、貴重なボランティア体験もできて、尚且つ自分が困った時にも助けてもらえるので大変有益なしくみだと思います。




