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 介護事業者が実際に求めている人材像について考えてみましょう。

介護士・ホームヘルパーという職業には、具体的な介護技能以外にも、求められる資質というものがいくつかあります。

 このなかには持って生まれた性格だけでなく、意識すれば誰でも身につくものも多くあります。

従って、いまからでも日常的に訓練しておけば、それだけ採用の可能性も広がってくることになります。

1. 介護職が自分をよく理解しているということの重要性とは

1-1. 自分の性格をよく理解し、自身の状況を正確に伝達する能力

 まずは、介護士・ホームヘルパーとして大切なのは、自分のことを「よく理解する」ということです。

例えば、初任者研修においても「この部分は苦手だ」とか「この介助は体力的にきつい」と思った経験があるはずです。

もちろん、研修の問に矯正できる場合もありますが、体力的・健康上の問題などはなかなか意識しただけでは直らないことも多いと思います。

 ですが、これは人それぞれが抱えているハンディであるので、そのことを自分も周囲の人も把握すれば様々な方法でカバーがすることができます。

問題なのは、そのハンディを自分で意識していないこと、あるいは意識していても正確に事業者などに伝えないためにフォローがきかなくなることです。

 わかりやすい例としては、日々の健康状態があげられます。

例えば、何となく今日は体調が悪いと感じていても、それが自分の言動にどう影響しているかがつかめないと利用者に不快感を与えることにもなりかねません。

後々そのことがホームヘルパーと利用者の関係を悪化させてしまうこともあります。

 逆にその日の自分の言動や表情などが理解できていれば、そのことを事業者に伝え、どうしてもという場合は臨時でホームヘルパーを代わってもらうこともできます。

介護事業者としては、その方が後々のことを考えて安全であると判断するわけです。

無理に頑張ってしまうのは、事業者にとっては決してありがたいことではないこともあります。

1-2. 介護事業者や施設が求める人物像

介護事業者や施設は、主に次のような人材を求めていると考えられます。

  1. いざという時、冷静に対応できる判断力はあるか
  2. 相手の話をきちんと聞き、理解することができるか
  3. 相手や周囲の状況を観察し、的確に把握できる能力はあるか
  4. 言葉づかいや態度は、相手を不快にさせることはないか
  5. 体力的に仕事を持続させることができるか
  6. 身なり等は清潔で、相手を不快にさせることはないか
  7. 仕事に対する責任感と強い職業倫理を備えているか
  8. しっかりと挨拶ができるか
  9. 基本的な一般常識があるか

2. 介護職が必要とする相手を理解できる能力について

2-1. 観察力を養い聞き上手になり利用者を理解する

 自分のことが理解できたら、今度は利用者のことをいかに理解するかです。

利用者が高齢である場合などは、日々状態は変化していると考えた方がいいと思います。

もし、それが健康に重大な変化が起きていることを示すものであるなら、身近に接している介護士・ホームヘルパーの対処によって、その後の健康状態が左右されることにもなりかねません。

 また、そこまで重大ではなくとも、利用者が気分よく介護を受けるためには、その日の状態で介助方法を変えた方がいいケースも考えられます。

いずれにしても、基本は相手を把握することです。  そこで必要になる資質の内の一つに観察力があります。

観察のポイントについては研修などでも学ぶと思いますが、そのことに気づけるかどうかは介護士・ホームヘルパー自身の心構えに頼るほかありません。

 普段から日常生活のなかで、様々なことに目配せをするクセをつけているかどうかです。

相手が何も言わなくても、その人が欲していること、してもらいたいことを分かろうという努力をしているかどうかです。

 このように地道なことでですが、ホームヘルパー自身の日常生活が反映されると言っていいでしょう。

2-2. 聞き上手になって利用者を理解する

 もうひとつ理解する能力に結びつくのは、聞き上手になるということです。

利用者が口にする何気ない言葉のなかにも、実は大切なメッセージがこめられていることが多いのです。

例えば、「今日は暖かいわね」と口にした時は、縁側まで移動して日に当たりたいのかも知れないという想像が働くはずです。

また、いつもの身の上話のなかで、食べ物の話か多く出ていたら、ホームヘルパーの作った料理の味付けが物足りないというメッセージでは、という見方もできます。

 こうした言葉をつなぎ合わせていくことで、相手の立場に立った介護ができるというわけです。

しかしながら、現実はなかなかそうはいきません。

ホームヘルパーの重要な職務に「声かけ」がありますが、そのことばかりに集中してしまうと、つい相手の話を聞き流してしまうということも起こりやすくなります。

 特に訪問介護のように時間が限られていると、じっくり相手の話に耳を傾ける余裕がなくなります。

このような状況を不安視する介護事業者は少なくありません。

 恐らく面接では、事業者側から経営の理念などを聞かされることもあるでしょう。

これは、応募者に対して諭そうとするだけでなく、話をきちんと聞く態度ができているかどうかを推し量るという目的もあります。

いずれにしても、しっかりと相手の目を見つめて話を聞く、という習慣だけでも身につけておきたいものです。

介護福祉士の資格取得を目指している方へ

介護職員初任者研修を取得後、介護福祉士を目指すためには3年の実務経験実務者研修の資格取得が必要です。

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