1.介護職に就くために必要な資質とは
介護・福祉という仕事は究極の対人サービス業とも言える仕事ですから、どのような職種に就くにしても、人と会話をしたり交流したりするのが好きという事が基本的な前提条件です。
人と関わることが苦手な方が、就職しやすく収入を得たいからと言って働いても決して長続きしません。
でも、人の助けになる仕事がしたい、人から感謝されるような仕事がしたいと言う人なら、介護スキルがないとか、資質があるかわからないとか考える前に、チャレンジしてみる勇気を持つことも大切です。
人を相手にする職種である限り、もうこれで大丈夫何でもできるというようなことはあり得ません。
介護現場では、利用者の状況、生活や家庭の環境など千差万別で、自分が経験したことが全く通用しない状況に遭遇するケースも少なくありません。
逆にいうと、このような場面に出くわしても、人と関われる状況に楽しさや喜びを見いだせるような方でないと心が苦しくなってきます。
当然、介護や福祉分野の仕事に従事する場合には、適性も必要ですし介護職員としての厳格な倫理規定を遵守できる資質も要求されます。
常に公平・中立な姿勢で利用者と関わり、利用者の意思や人権を尊重し、個人情報の守秘義務をしっかり守ることなどが倫理面では求められます。
また、コミュニケーション能力があり、観察力・洞察力に長け、日頃からスキルアップできるように学ぶ姿勢があるような方が介護職には向いていると言えるでしょう。
そして、介護職のような直接人を相手にする仕事では、信用・信頼されるということが最も大切です。
利用者からの信用・信頼を無くさないためにも、利用者やその家族の立場や悩みにも配慮した言動をできるようにすべきですし、健康管理など自己管理も怠ってはいけません。
技術面に関して具体的な一例を挙げると、介護福祉士や現場介護ヘルパーなどは、利用者に適切な介護サービスを提供する為に、次のような介護技術などについても熟知しておくことが必要になります。
- 利用者を深く理解しようとする気持ち
- 利用者の価値観を尊重する
- 利用者に最も適切な介助・援助方法を提案できる専門知識と技能
2.介護業界への就職活動の仕方
2-1.就きたい仕事を明確にする
介護・福祉の仕事は、多くのサービス業態と職種や職場が有りますので、高齢者か障害者か今後どういう人々を対象とするのか、どのようなサービス業態の施設・職種に就きたいのかを明確にさせておくことがスタートになります。
2-2.施設について情報を入手
就きたい仕事が明確になったら、どのような施設があるのか調べてみましょう。
同じ業態の施設であっても、事業所の規模などによっては、仕事の範囲や勤務形態が異なります。
実状を見極めるためには、施設で勤務する方の口コミを見たり、知り合いがいれば職場内情を尋ねるとかして情報を得るようにしましょう。
介護施設では、職場見学ができるところもありますし、ボランティア職員として施設活動し現場体験しながら比較検討するのも一つの方法です。
2-3.求人情報を検索
方向性が決まったら次は福祉人材センターや介護求人専門サイトなどで求人情報を検索し、自分の条件にあった就業先を探します。
その時、事業所の経営方針や特徴、募集年齢、資格の有無、給料や休暇、福利厚生、資格取得支援制度の有無、勤務時間、通勤時間などの採用条件を注意して確認しましょう。
3.介護・福祉施設の介護職員の採用数は?
介護・福祉施設の場合は、利用者に対する職員数の配置基準が規定さられているので、求人募集されるのは、職員が退職した場合の欠員補充が主になり、この場合は数人規模で大量の採用はありません。
新規に施設が開業された場合は、必要分の職員を確保するために数十人規模での求人募集も有ります。
但し、大量で採用募集される場合は、求人応募期間も長期間で、福祉人材センターや介護養成学校など告知範囲が広いので、応募者も多く競争率も高く数十倍になる場合もあります。
求人数が比較的多い施設を順に挙げると次のようになります。
- 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
- 有料老人ホーム
- 介護老人保健施設
- 認知症高齢者グループホーム
その理由は、介護保険制度がスタートして以来年々新規に施設開設され増加している現状があり、施設数や職員数の多さに比例して求人も多くなっています。
4.介護・福祉施設の求人募集時期は?
4-1.定期採用について
介護・福祉施設は、職員退職による欠員補充時に求人募集を行うのが一般的なので、募集時期は不定期で必要に応じて採用募集が行われ中途採用も多く定期採用はほとんどありません。
なので、新卒者などの採用は全体の半数以下となっています。
一般企業の4月定期採用求人にあたる介護施設での求人は、12月~翌年3月が多く、募集時期は一般企業とは異なっています。
4-2.新規採用について
事業拡大や新規事業開設などを行う介護事業者の場合は、6~9月の夏季に採用募集をする施設が多いようです。
新規事業などの開設に伴う求人募集に応募したい場合は、地方自治体の市区町村の施設整備課へ問い合わせるか、福祉人材センターの求人情報を定期的にチェックするなどが最善の方法です。
5.介護職員の求人募集情報はどこで入手できるのか?
以前は、各都道府県に設置されている福祉人材センターが求人募集の一番の情報源でしたが、最近では民間の介護求人専門業者が運営しているサイトも多くなり、優良な求人情報が多く掲載されています。
インターネットから登録できて、無料で個別相談から入職まで完全サポートしてくれるなど、公的機関よりもサービスが充実しているので利用者が急増しているのが現状です。
求職活動をする場合は、福祉人材センターと介護求人専門会社に同じ掲載情報があるか確認し採用条件を比較してみるのも一つの方法です。
同じ求人であれば条件の良い方に応募すればいいと思います。




