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 日常生活動作はADL(Activities of Daily Living)とも呼ばれます。

この言葉は介護の専門用語ですが、よく使われるので覚えておいて下さい。

起き上がり着替えるという日常生活動作について

 介護士・ホームヘルパーの仕事は、利用者が寝床から起き上がる瞬間からすでにが始まっています。

朝目覚めた時、最初に自分が何をするかを考えてみて下さい。

目覚めたらなら、まずは寝床から起き上がらなくては何をするにしても始まりません。

健常者にとって、寝床から起き上がらるという行為は、別に意識せず自然と当たり前に行っていることですが、高齢者で体が不自由な方や寝たきり方からすると、この起き上がるという動作ですらスムーズに行えない場合が多いのです。

 なので、介護士・ホームヘルパーは、利用者が寝床から起き上がらるという行為を介助することから仕事が始まるということになります。

「起き上がる」という動作を再確認してみる

 寝床から「起き上がる」という行為を再確認すると、基本的に次のような順序で動作を行っていることが分かります。

  1. まず、身体を寝床の上で起こす。
  2. 寝床の上で座位の姿勢になったり、ベッドに腰掛けたりする。
  3. 寝床から立ち上がったり、車椅子などに移乗する。

 これはあくまで基本動作であって、利用者の身体機能の程度によって、できる場合とできない場合があります。

利用者の中には、一時的に踏ん張って起き上がれる方もおられますが、その事により腰や脚に負担がかかり痛みを覚える方もいますので、無理していないか事前に状態を把握しておくことが必要です。

 また、利用者宅で、福祉用具が導入されているケースもあり、よく使用されている福祉用具には、リフトや手すり、昇降式のベッド、寝台部を起こせるベッドなどがあります。

ですから、普及している福祉用具については、基本的な使い方をあらかじめ理解しておき、訪問介護時に使用方法がわからず焦るということが無いようにしてきたいものです。 

「着替え」という日常動作は生活意欲の向上にもつながる

 寝床から起き上がりベッドや布団から出たら、健常者や軽度の要介護者であれば、次に着替えをするはずです。

一方、スムーズに手先を動かせない、腕を上げられないという状態の人の場合は、一部介助が必要になります。

介護士・ホームヘルパーの仕事には、衣類の着脱介助もあり、重要な介護業務となります。

 世間では、「ジャージだし仕事も休みなので、今日は着替えなくてもいい」などという方もいますが、この着替えという行為自体、生活意欲を高める為に大きな意味があります。

着替えによって生活にメリハリが付き、日常の生活を行うための意欲向上につながりやすくなります。

利用者や家族にも、こうした意味について、よく説明し理解してもらえるようにすることで、たとえ重度の要介護者であっても、介助をうけながら着替えを定期的に行うよう促すことが大切です。

 また、着替えを行う時、季節に合わせた部屋の温度管理が必要です。

例えば、冬場、高齢者で体力が弱っている方などは、脱衣する部屋の温度を上げ暖かくしておかないと、風邪を引いてしまう可能性もあり大変危険です。

高齢者は、風邪が切っ掛けで肺炎などを併発する場合もあり、特に注意が必要になります。

「着替える」という動作を再確認してみる

  1. 衣服を選び手元に運ぶ
  2. 上着の着脱(袖を通す。ボタンをかける。ジッパーを締める。)
  3. ズボンの着脱(足を通す。ベルトをする。チャックを締める。)
  4. 靴下などをはく
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