食事介助の際 食後に配慮することと注意点

食べさせるだけが食事介助の目的ではない

 食事介助は、食べさせるだけが主目的ではありません。

身体介護、洗い物や食器の後片付けなど家事援助についてもすべきことは多くあり、身体介護の一つには、毎食後に口腔ケアを行い、口の中を清潔にするという介護があります。

 特に、噛む力が衰えているケースは高齢者に多いので、歯の清掃を行い清潔に保つということに関しては十分注意しながら行う必要があります。

入れ歯をしている高齢者なら食後には必ず洗浄したり、手先が自由に動かないなら、本人の代わりに介護士・ホームヘルパーが歯を磨いてあげるなど、利用者の身体機能の状態に応じて介助を行うことが必要です。

 利用者の中には、医師から処方された薬を毎食後に服用することと言われていても、飲み忘れをしてしまうケースも時々見かけます。

ですから、薬剤師や主治医の服薬指示を介護士・ホームヘルパー自身もしっかりと把握しておくべきです。

その上で、薬を医師や薬剤師の指示に従いきちんと服用しているかについて、食前食後に確認したり、事前に飲むように言っておくなどの役割も介護士・ホームヘルパーには必要になります。

ケアマネージャーや介護職員、家族などで話し合う事前カンファレンスの際に、薬の服用などについては、正しい情報を把握しておくことです。

場合によっては、薬を飲ませてはいけないというケースも、利用者の身体状況によってはあり得るからです。

介護士・ホームヘルパーは、利用者と常時接しているので、このような情報もしっかり把握し利用者の健康を害しないように注意しておきたいものです。

以上のように、食事介護は単に食べさせるという行為だけでなく、その介助の前後にも様々な事前準備や援助作業を行うことが必要になります。

 これ以外にも、家族から「夜に寝られなくなる場合があって、それは食事をした後で眠ることがあるからです。だから食後眠ってしまわないようにして欲しいのですが。」というような頼み事がある場合もあります。

介護士・ホームヘルパーは、家族の要望に応えるために、利用者が食事をした後に眠ってしまわないよう、何気ない世間話しをするなどの時間をとるなどの配慮も求められます。

食後に配慮すべきこと

チェック1:食事が終了したかどうかを観察
  • 利用者の食べるペースを考慮し、食事が終わったと勝手に判断しない
  • 「声かけ」を行い、まだ食べたいかどうかを確認
チェック2:食後の後片づけ
  • 水やお茶などで水分を補給
  • 食器類の後片付け
  • 食べこぼしの清掃やエプロンを交換
チェック3:口内の清潔
  • 歯磨き
  • うがい
  • 入れ歯の洗浄
  • 口腔ケア
チェック4:服用薬の状況確認
チェック5:食後の精神的ケア
  • 眠気防止や気分を落ち着かせるための会話
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