常勤や登録ホームヘルパーの1日の業務事例、収入と介護の魅力との関係について

ホームヘルパーの1日の業務内容

主任職にある常勤介護ヘルパーの1日の業務内容

 チームをまとめるリーダークラスの介護ヘルパーの場合、午前の勤務時間帯では、事務所に朝出勤すると、事業所全体でのミーティングが行われ、終了後に利用者宅へ訪問を行います。

午前に訪問するのは概ね1ヶ所で2時間くらいの滞在時間になります。

昼になると事業所まで戻ることが多く、昼食をしながら、現場の介護ヘルパーと会話をしたり、相談があれば応じて悩みや課題に対する助言などを行うのも、現場リーダーである主任介護ヘルパーの役割になります。

 午後からの勤務時間帯になると、2ヶ所ほど訪問を行い、夕方5時くらいには、事業所に戻り現場の介護ヘルパーなどから利用者や介護の状況報告を受け、翌日に備えて準備をしておきます。

自分が行った介護内容を記録してから現場の登録ヘルパーの介護記録も確認し状況を把握します。

介護ヘルパーの自宅から近い場所に訪問先の利用者宅がある場合は、昼休憩になるとヘルパーは自宅に戻り、食事をしたり、着がえを行ったりすることも多々あります。

訪問先の利用者宅に冷房がない時、梅雨時から夏の時期に身体介護などで体力を使えば、すぐに汗をかき着ている衣服はべとべとになりますが、訪問介護の場合は、利用者宅で顔を洗うことも実際はできません。

何故なら、利用者に手間暇や経済的な負担をかけないようにするため、たとえ水であっても介護に必要となる水以外は使用しないというのが原則になっています。

なので、介護ヘルパーは、訪問先では自分の顔を洗ったり、トイレを使用したりすることも控えるようにしています。

日勤であれば通常9時から17時までの労働時間となっていますが、実際には17時で退勤できることはほとんどありません。

登録制で勤務する介護ヘルパーの半日の業務内容

 登録制で働く介護ヘルパーの場合、直行直帰が基本で利用者の家庭へ自宅から直接訪問します。

午前か午後どちらかだけという勤務形態で登録していれば、どちらかの空いた時間帯で家事などを済ませることができるため、自分の生活サイクルに合わせて介護の仕事をすることが出来ます。

午前・午後トータル勤務で登録している場合でも、1件目から2件目への訪問間隔が長時間あいていれば、その時間は自由に使うことが出来ます。

 登録制の介護ヘルパーは、労働時間を自分のペースに合わせて選択し仕事をできることが大きな利点です。

ですが、訪問先の介護現場では、なにかにつけて自分一人で考え対応する必要があり、自分の力量外の出来事も多く悩んだり、不安を覚えたり、介護ヘルパーとして限界を感じたりする人もいるようです。

しかし、介護現場では自分ひとりでも民間の場合は、仕事を受注しているのは事業者や施設という組織やチームなので、問題があれば最終的に責任を負うのは施設の長や管理職の長だということをよく認識しておくべきです。

なので、不安や悩みがある場合は、自分の上司や同僚に相談や連絡をして早めに解決できるようにしましょう。

自分一人で対応するという訪問介護であればこそ、報告・連絡・相談を心がけることが大事です。

夜間巡回型サービスで働く介護ヘルパーの業務概要

 勤務形態は日勤と夜勤というシフトで夜間巡回型サービスで働いている方や、他の施設で昼間登録ヘルパーとして訪問介護を行い、1週に2日ほど24時間サービスの夜勤スタッフで働くという方もいます。

夜間の巡回サービスを行う場合は、2人1組で行動し、一晩に数回訪問することもよくあります。

1回15分くらい訪問時間で巡回していくので、仮眠を入れても一晩に十数件訪問することもざらです。

ホームヘルパーの収入と仕事のやりがいとは

介護ヘルパーの収入は働き方により異なる

 ホームヘルパーの収入は、常勤か登録かで異なり、常勤でも公的機関か民間機関かの立場でも違ってきます。

また、介護職員で最も多い登録型の介護ヘルパーの場合は、月給ではなく時間給で各介護事業所によってまちまちです。

 民間運営の事業所では、地域によってパート時給800円〜1500円と大きな開きがあります。

介護ヘルパーの中には、夫の扶養範囲内で働きたいという方がいる一方、家計は介護ヘルパーの収入だけで賄っているという方もおり、収入は個人の考え方によって異なるので、一概に収入が多いほうがよいとはいえません。

身体介護と家事援助の時給の差はどのくらい

 介護保険制度上では、身体介護のほうが家事援助よりも、時間当たりの時給は高く設定されています。

しかし、実際の介護現場では、身体介護と家事援助の作業が混在し、契約は身体介護だけなので、家事援助は一切しないということは現実的には無理があります。

 よって、どちらの時間設定で料金をカウントするのかは明確に判断できず、時間内にどちら作業の比率が多いかで判断している場合もあり、難しいところです。

介護の魅力はお金だけではない

 せっかくホームヘルパーの仕事に就いても賃金が安いという理由で辞めてしまう方もいますが、何十年も続けて働く方もいます。

結局、何に価値観を置いて介護の仕事をするかによって異なり、お金では計れない大きな魅力もあるのだということが分かります。

現場で働いている介護ヘルパーからは、次のような声も聞かれます。

  • 「体が不自由なのに、わざわざ玄関まで出てきて迎えてくれる。」
  • 「人生経験豊富な高齢者の話は、波乱万丈で話を聞いていてもおもしろく、為になることも多い。」
  • 「最初気難しい表情をしていた方でも、いろいろお世話をしているうちに心を開いてくれて、最後にはうれしそうな顔を浮かべて話しかけてくれる。」

 介護の仕事を通して、このような経験をすれば、嫌なことや辛いことがあっても忘れることができ、仕事を続けてきてよかったと思えて、元気づけられることも沢山あります。

介護という職業はホームヘルパーとして、人と真正面から向き合い関わっていく究極の対人サービス業といえる仕事なので、介護の面白さや人から感謝され人の役に立つことができるという魅力にはまってしまう方も多くいます。

人生の達人から教えを乞うという観点ではお金をもらいながら授業を受けられ、感謝の言葉まで頂けるということを考えるとすごく魅力的な仕事だといえるかもしれません。

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