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事故が発生した場合、落ち着いて対応する

 介護業務に慣れた介護士・ホームヘルパーであっても、人間である限りミスを起こす場合もあります。

ホームヘルパーの力量が問われるのは、いかにミスを未然防止できるか、事故に繋がらないようにするかということです。

しかし、事故が起こる可能性は、いくら注意していてもゼロにはできません。

不注意から訪問宅で物を落として壊してしまったり、利用者を負傷させてしまったりすることもあり得ます。

 そうした事が起こってしまった場合、的確で迅速フォローが重要になり、どう対処するかが介護のプロとして問われるべき点です。

利用者にケガを負わせてしまった場合は?

 特に不注意で利用者にケガなどを負わせてしまった場合は、緊急対応する必要があります。

想定される介護中の事故には、次のようなことが考えられます。

  • 介護用ベッド・車椅子などに身体を挟む
  • 移動介助中の転倒
  • 食べ物を食事介助中に喉に詰まらる
  • 入浴介助中の事故
  • 急激な温度変化による体調異変

外傷・外形の変化がある場合

 対処方法としては、まず利用者の身体に異常が起こっている箇所を特定し迅速に観察します。

外傷などで出血がある場合は、まず止血をします。

激しい外形変化が見られ痛み・腫れがある場合は、脱臼・骨折している可能性があるので、動かないようにその部分を固定します。

痛みが激しい場合は、患部が熱を持っているので氷のうなどで冷やすようにし、事業所や医師に即連絡するようにしましょう。

食べ物を喉に詰まらせた場合

 喉に食べ物を詰まらせた場合は、指を喉の奥に入れて吐き出させます。

その際、ガーゼなどで指をくるむようにし、喉の粘膜を傷つけたり、指をかまれたりしないようにして注意して下さい。

それでもダメな場合は、利用者のみぞおちに背後から腕を回し、絞り上げるようにして吐き出させます。

冷静に利用者の状態を観察し人工呼吸を施す用意も

 救急車や医師が来るまでの間、重要なのは意識はあるか、顔色はどうか、痛みを訴えているかなどを怠らずに状態観察をすることです。

観察していて呼吸をしていないと気づいた場合は人工呼吸を施しながら、今までの状態を救急車が到着したら正確にしっかり伝えることが肝心です。

 事故が発生した場合、動揺するとは思いますが、自分を意識的に落ち着かせるよう常日頃から訓練し、習慣付けておきたいものです。

緊急時ほど、介護プロとしての対応力が問われます。

 その他にも様々なケースを想定した対処法がありますが、初任者研修では基本的なことは全て教えてくれるので、学んだことを忘れないようイメージトレーニングをしたり、公的な訓練に参加するなどしておくといいでしょう。

救命法の講習などは、日本赤十字社、自治体、消防庁などで行なわれているので、積極的に参加するようにして下さい。

こうした日常の訓練が、事故の未然防止にもつながり、いざ事故が起こった場合でも平常心を保つことができるので、心の支えになります。

 過去に起こった介護事故の情報は、通常、各介護事業所で記録保存されているはずなので、どのような措置をとったかを読んで確認したり、事業所の上司に質問するなど、日頃から把握しておくことも大切です。

介護業務上で発生する緊急時の対応手順

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