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 利用者個々の生活習慣や価値観・信念などは個々により様々で異なるため、100人いれば、その分だけの生活様式が存在します。

介護保険制度が導入されてからは、介護サービスを利用者側が自由に自分の意思で選べるようになっています。

このようなことが一般化し当たり前となっている現在社会に突入している今、介護に携わる訪問介護ヘルパーや施設で介護に従事する介護職員は、利用者各自の希望や要求を正確に把握し、より行き届いた高品質の介護サービスを提供できるように努力していく姿勢が求められます。

しかし、介護サービスを利用する要介護者が急増すると共に、様々な要望が湧き出ているのが現状です。

このような状況の中で、最近特に多く挙げられているセクハラトラブルなどについて、事例を挙げて紹介していきたいと思います。

自宅の電話番号を教えてほしいと利用者から頼まれる

状況

 訪問介護先の利用者から、「何かあった時とか急な用事があった場合にすぐ連絡したいので、自宅の電話番号を教えてほしい」と執拗に求められます。

断ると「悪用する気など全くないのに、そんなに私のことを信用できないのか」と文句を言われるが、どう対応したらいいのでしょうか?

対処法

 まず、訪問介護センターの事務所に連絡してもらえば問題ないという事を理解・納得してもらえるように利用者に説明します。

要介護状態で外出が自由にできずに地域社会や近隣住民などと接する機会が少ない高齢者の場合、孤独感を排除するため、他人と親しく接する機会を持っておきたいという思いからこのような親密行動をとりがちになる場合があるようです。

但し、介護ヘルパーは仕事上の規則により、業務時間外での個人的なやり取りや接触は原則禁止されており、規則は破ることはできない旨をしっかり説明します。

事務所に電話連絡してもらえば、間違いなく私に内容は伝わるので、全く心配いらないと利用者にわかってもらい十分納得してもうことも大切です。

介護はヘルパー個人で行っているのでなく、施設職員全体がチームで連携して実施していることを得心できるようにし安心させてあげることが肝心です。

ヘルパーの姿を利用者が熱い視線で追い続けてくる

状況

 利用者は肢体を自由に動かせないので、1日のほとんどをベッドで暮らしていますが、自宅を訪問し仕事をしている時は、私が何をしていてもずっと私の姿を見つめ追い続けてきます。

また視線は普通に眺めているのとはあきらかに違い、彼女が自分の部屋を片付けに来ているような接し方で会話してくるため、困惑してしまいます。

対処法

 家庭外での社会接触がほとんどいない状況で長期間暮らしてきた高齢者の場合、介護ヘルパーは、久しぶりに接する異性であるため、優しく介護を受けているうちに擬似恋愛のような状態に陥ってしまうこともあり、このケースは決して少なくありません。

視線や接し方が気になるからと言って、いきなり完全否定すると、利用者の心や精神にダメージを与える可能性もあるので、最初はソフトに関わらないようにしていきます。

さらに自分は介護業務として訪問しているだけだという態度を強調し相手にわかるようにしていきます。

また、意図的に直接的な関わりを控えるようにしていくことで、利用者の恋心を自然消滅していくようにしていきます。

但し、利用者の態度が露骨で業務に支障があるような場合は、担当を交代してもらえるように上司に相談します。

利用者が性的な話題を頻繁に振ってくる

状況

 高齢男性の利用者宅へ私が訪問すると、頻繁にエッチな話しを仕掛けてくるので、私が「そんな話はやめて下さい」と拒否しても、ただ笑みを浮かべるだけで一向にやめてくれません。

ひどい時は、身体介助の最中に、偶然を装って体を触ってくることもあり、困り果て悩んでいます。

対処法

 特に男性は年齢に関係なく性的なことに関しては関心が薄れず、単に若い女性が恥ずかしがったり困惑する表情を見てからかっているだけの場合もあります。

「やめて下さい」と真顔で反応するのは、かえって逆効果になることがあり、言葉でからかっているだけなら、ムキにならず軽く受け流すのが最善の方法です。

 介助中は偶然、体に触れることも実際にありますが、何回も触わってくる場合は、意図的にセクハラをしていることも考えられるので、このままでいると問題になり訪問できなくなるということを話し、ハッキリと意思表示することも一つの方法です。

それでもやめない場合は、上司に相談を行い担当を交代してもらうなどの対処が必要になります。

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