外出時の介助に対する身体介護のポイント

外出介助は屋内介護とは、違う技能も必要

 人間は、要介護者であったとしても、家の中だけに留まるものではなく、外出して旅行したい、買い物に行きたいなどという欲求は誰にでもあり、生活の質を向上させるには、その欲求を可能な限り実現させることが大切な介護課題となります。

その意味でも介護士・ホームヘルパーは、利用者が外出することを想定した身体介助の方法などについても考えておくべきでしょう。

最近では屋外での介助技術を認定する資格やガイドヘルパーという外出介助を仕事とする役割の資格などが登場しています。

 今後も外出時の介助技術は、介護士・ホームヘルパーの必須スキルとして求められる傾向は高まっていくと予想されます。

外出介助は屋外での危険に対処する安全技能も必要

 歩行介助の技術や車椅子の扱い方などは、外出介助に必須のスキルで、実際これらの介助が大変を占めていますが、屋内介助とは、要領が異なる点があるので、ポイントをよく理解していないと利用者を危険な目に合わすケースもあります。

 具体的には、屋内と外出では車椅子介助のポイントも異なり、外出時には段差や急な坂道などがあるので、その際の適切な対応方法を知っておく必要があります。

坂道であれば、できるだけ利用者に恐怖心を与えないようにする必要があり、例えば下り坂の際は車椅子を後ろ向きにしながら下るなど、どこに配慮したらいいのかというポイントを理解しておかなければなりません。

この他にも、電車やバスに乗ったり、エレベータやエスカレーターを利用するなど様々な環境の中でどう対処すればいいのかという知識と技能も必要になります。

 なお、自宅から病院へ通院する際に、介護タクシーや送迎バスなどで送り迎えをするサービスが、2003年の介護報酬改定で別枠設定されました。

介護士・ホームヘルパーは、このようなサービスも利用できるという点も認識しておき、必要場合は利用者にもアドバイスできるようにしておきましょう。

外出先では移動介助以外の援助が必要になる場合もある

 歩行介助をしたり、車椅子を押したりするだけが外出介助の仕事ではなく、利用者が外出するのは何らかの目的がある場合がほとんどで、外出するための様々な介助が必要になります。

特に、通院が目的で外出することが高齢者には多いようですが、外来通院する場合には、介護士・ホームヘルパーによる通院介助が大切な役割を果たすことになります。

中でも身心障害を抱えている人を通院介助する場合は、受付や薬の受け取り、主治医と利用者の健康状態についてもやりとりの手助けをするケースもあり得ます。

その場合、守秘義務が発生しますが、どこまで補助するかは、担当ケアマネージャー・利用者本人・家族などと事前に話し合っておくことも必要になります。

一方、自力通院が難しい利用者の場合は、訪問医療サービスを利用することになります。

 また、介護サービスを提供している施設では、通院介助の場合、利用者宅から病院までの地図に安全面で注意すべきポイントを経路に記入した地図を作成しているところもあり、このようなものがあると外出での移動介助に大変便利です。

介護士・ホームヘルパーの外出介助には、いろいろな注意点があるということだけは認識しておきたいものです。

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