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歩行する目的と効果

 人が歩くという行動を起こす場合、自分の意思で行き先を決定し、周囲の状況を目で見て確認し、音を聞き分け、エレベーター・エスカレーター・手動式横断歩道などでは設備に手で触れて、安全に気を配りながら歩いていきます。

歩行することで、身体的には筋肉や骨を使い機能低下を防いだり、全身に血流が行き渡り新陳代謝の促進、呼吸による心肺機能の向上などが期待でき、精神的には歩きながら自然や景色を見ることで気分転換・リフレッシュなどに効果があります。

 また、他人に頼ることなく自分の意志で自由に移動できることにより、生活範囲が大きく広がり、趣味を行ったり、ボランティア活動など社会奉仕に参加したりすることができ、高齢者などは余暇を充実して過ごせるので、大きな生きがいにも繋がることになります。

一方、年齢が高齢になるにつれて、心身機能の低下や機能障害などにより要介護状態になると安静が必要な場合もありますし、慢性的な病気を抱えている場合は生活範囲が狭まります。

このような状態になると、歩いて移動することで、つまづいたりして転倒しないかなど不安感・恐怖心などが沸き起こって、結局は比較的安全に移動できる車いすを使用するケースも少なくありません。

歩行介助の目的と留意点

 介護理念である利用者の自立を促すという観点から考えると、歩行できる能力が少しでもある状態なら、怖がらずに利用者自身の力で歩ける状態へ導くという介助が必要となります。

そのためには、介護職員は利用者の歩行状況をしっかりと分析し、どのような介助を行う必要があるのかを常に考える姿勢が重要です。

まず、介護職員は利用者と同行して散歩や買い物をして、歩けることの喜びや自由を利用者が感じれるように働きかけていきます。

 実際に歩行する場合は、介護職員は利用者の身体をすぐ支えれる程度の距離間を保つようにして、安心感を利用者に与えつつ、安全性も確実に確保できるように配慮した介助を行うことが大切です。

介護職としては、次の観点から適切な歩行介助を行う必要があります。

  • 利用者が自立できるように段階を踏んでレベルアップを図る。
  • 利用者の歩行ペースに配慮して安全性を最優先する。
  • 利用者が生活範囲を徐々に広げていけるように援助し働きかけていく。
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