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買い物の援助について

日々の生活を営むためには、食品、日用品、消耗品などの物品が必要になってきます。

毎日の食事では米・肉類・野菜類・調味料などが必要ですし、トイレではトイレットペーパー・タオル・洗剤・トイレブラシ、日常生活では日用品や消耗品などが必要になってきます。

なので、生活するためには、買い物は欠かすことができない行為です。

また、1ヶ月の食費はいくら必要か、どのような食材をどのくらい購入するのかなど、事前に考えてから買い物に出かけることは家計をやりくりする上では大切なことです。

日々の生活に何が必要かを自分で考え管理していくことは、安心して生きていく上での基礎になり、買い物という行為自体が社会と関わりを持ち、人とのコミュニケーションの切っ掛けにもなるので、極めて重要な行為と言えます。

また、買い物に行く、ショッピングに行くという行動自体が、生活や心を豊かにすることに繋がる場合が多く、外出する切っ掛けとなります。

いろいろな物を見て歩き、複数の品を比較しながら自分の気に入った品を購入するのは、心がウキウキして楽しいものです。

老化や障害などが原因で歩くことが困難になり、外出や買い物が困難になった時でも、介護職は利用者がどんな物を必要としているかなどの希望を把握しておき、利用者が自分で買い物できるように援助していきます。

実際の買い物の援助方法について

次のような利用者の要介護状態によって、介護職が行う買い物の援助方法は異なります。

  • 自分で歩けるが荷物が持てない場合
  • どの品物を買えばいいのかなどの判断が自分でできない場合
  • どのように物を買えばいいかなどは理解しているが自分で歩けない場合

買い物する前の留意事項・確認事項

介護職は、利用者の歩行時や道路横断時には、利用者の要介護状態に応じて見守り・手引き歩行などを行い危険を回避し安全性を確保できるようにします。

また、介護職は援助する時間帯が決まっているので、利用者と買い物に行く前に次のようなことに留意し確認を行います。

  • 行きたいお店はどこか
  • 買いたい品物は何か
  • 利用者に負担がかからないような移動距離であるかどうか
  • 移動時に利用者に危険が及ばないか
  • 車いすを使用している利用者の場合、車いすでも入店可能か

買い物の援助手順

1.買い物時の事前確認

利用者自身が買い物にいけない状態にある場合は、介護職が買い物を代行することがあります。

その場合は利用者や家族と必要なものを相談します。

何を購入するかは介護職に任されている場合は、介護職は、予算をチェックし、何を購入すればいいか書き出しておきます。

2.購入するお店の確認

買い物にいくお店は、利用者や家族が行きたいと考えているお店で購入するということが原則です。

訪問介護計画で定められているサービス内容や時間の兼ね合いから、利用者の希望しているお店にいけない場合には、別のお店で購入しても問題ないかを利用者や家族に確認を行い許可を得るようにします。

3.会計の方法

介護職は利用者から預かった金額、支払った金額、残った金額、買い物した日付、お店、購入品などをを明確にするために、ノートなどにレシートを貼付し記録を付けておきます。

買い物援助で最も多いトラブルは金銭トラブルなので、未然に防止するために必要です。

買い物を通じて行う介護・援助の視点とは

居宅介護での視点

自力で歩くことができるのに、買い物に行くのは嫌だという利用者もいます。

その理由は個々によって違いますが、体力がない方であれば無理をして体調が悪くなるかもという心配を抱く利用者や、自分で買い物に行くという経験がほとんどなかった男性利用者もいます。

嫌がっている利用者を強引に買い物に連れ出すという行為はすべきではないですが、まずは何を購入するかを考えてもらい買い物に関心をもつように誘導し、自立意識を促していくようにします。

施設介護での視点

介護施設に入居し日常生活を営んでいる場合は、自分で必要な物を選択したり、物事を決定したりすることはほとんどありません。

しかし、自分で好きな衣服や食べ物を選んで購入したりすることが可能であれば、これからも頑張って生きていこうという意欲に繋がることも期待できます。

なので、介護職は利用者が外出してから帰宅するまで、移動時の安全性に十分注意しながら、利用者が自分で商品を選び決めることができるように援助していきます。

利用者が自分でレジで支払いをしたりお釣りを受け取ったりする行為は、自立という観点では大きな意味があります。

利用者がどのような要介護状態にあっても介護職は、「利用者が自分で出来る事は自分でやってもらう」という観点で援助していくことが必要になります。

全て自立支援につなげていくことができるからです。

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