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四肢麻痺(マヒ)の人に介護者ができることとは何か?

下半身麻痺や左右どちらかの片側麻痺である要介護者の自立を目指した介助方法について当サイトでは紹介してきました。

ですが、両手両足が麻痺している四肢麻痺の人の場合、自立を目指すのは現実的に大変難しいことだと言えます。

でもそうだからといって、簡単にあきらめてはいけませんし、100%介助するなどはもってのほかです。

四肢麻痺の人であっても頭と肩を上げるという動作はできる方も多くいます。

この動作をできる方には、自分でやってもらうようにしなければいけません。

四肢麻痺の人の寝返り介助を行う場合、「要介助者の片足を足首の上に、片手を腹の上にのせる」という方法、いわゆる看護学校でも指導している安静看護という技法を併用して介助を行います。

四肢麻痺の人には自分で「頭、肩を上げる」ということをしてもらいながら、この安静看護という方法を行うことで、介護者の負担を大幅に軽減することが可能になります。

安静看護法は全介助が必要である方、意識がない方などに適した介助方法で特殊技法です。

四肢麻痺の寝返り介助を行う手順

本人が自力でできる動作を確認する
  • 両腕を上げることは可能か?×
  • 両ひざを立てることは可能か?×
  • 頭、肩を上げることは可能か?〇
本人が自力でできない動作をカバーする工夫を行う
  1. 片足を足首の上にのせる
    片側の足を寝返りする側の足首の上にのせます。
  2. 片手を腹の上にのせる
    足首にのせた足と同じ側の手を腹の上にのせます。
  3. 頭と肩を上げてもらう
    本人に頭と肩を少し上げてもらいます。
  4. 肩と腰の中間に立ち手前に引く
    以上の体勢が準備できれば、要介護者の肩と腰の中間に介助する者は立ち、肩と腰を持ってゆっくりと手前に引き横向きの態勢に移動します。
自力で頭と肩を上げてもらうのがポイント

両手と両脚が麻痺していても多くの場合、頭や肩を少し自分で上げることは可能です。

なので、本人に自力でやってもらうようにしましょう。

介助の基本は日常動作から考えていきます。

3つの基本動作である①手、②足、③頭・肩が動かせるかということからチェックしていきます。 四肢麻痺の人でもできることはあります。

介助力の負担比率

軽い:
本人が自力できる動作+安静看護法を利用した介助

要介助者に自力で頭や肩を上げてもらい、片足を足首の上に、片手を腹の上にのせるなどの方法をプラスして介助する方法で大きく負担軽減ができます。

普通:
本人が自力できる動作を利用した介助

本人に頭・肩を上げてもらうだけでも負担は軽減されます。

重い:
全介助

介助者の負担が最も大きく、腕や腰を痛めてしう可能性が大きい介助方法です。

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