入浴補助用具の種類と活用法
入浴補助具について
利用者が移動して浴室まで行く場合、浴槽への出入りを行う場合、座位で体を洗う際の保持などに対して補助する用具が入浴補助具と言われるものです。
但し、浴室や浴槽は、様々な形態や種類があるので、利用者の身体機能の程度やできる動作、利用者に合った浴室環境を考えた上で必要な福祉用具を選び活用することが重要です。
実際、利用者の体調は日々変化しますので、介護職員は入浴前にしっかりと利用者の状態を観察し、その時の体調に合った入浴介助を適切に行えるよう、用具や設備などの種類や特徴などの知識にも興味を持ち理解しておくことが大切です。
入浴補助具の種類
入浴時に用いる主な補助用具には、次のような種類があります。
- すべり止めマット
- 浴槽用手すり
- 入浴用いす(シャワーチェア)
- バスボード
- 浴槽内すのこ
- 浴室内すのこ(段差解消すのこ)
- 浴槽内昇降機(バスリフト)
- 風呂用車イス(シャワーキャリー)
- 仕切ボード
- バス用回転盤
- 簡易浴槽
- 簡易シャワー
入浴補助具を用いた浴室の様子
浴室内での入浴補助具の活用例
浴室内で活用できる入浴補助具の種類
入浴時の移動用リフト
入浴時に利用者が自力で移動できない場合、移動用リフトを使用して身体をつり上げ移動補助を行う場合があり、種類は床走行式と天井走行式とがあります。
福祉用具図参考引用元:
株式会社近新 「2012 Vol11-1福祉用具総合カタログ」
P31,34,41,44-49,52より