介護職員初任者研修の講座は平日昼間コース、夜間コース、土日コース、通信コース、通学コースまで様々です。
いざ介護資格を目指そうというとき、実際どの講座のどのコースを選べばいいのでしょうか?
自治体が開講している初任者研修の特徴
日程や時間の融通がつくなら受講料が安く講師陣や授業内容も安心できる自治体系が開講している講座がいいでしょう。
但し、希望者が殺到するので面談があったり、抽選されるケースも多くあるので、結果がわかるまでスケジュールを立てられないデメリットがあります。
民間が開講している初任者研修の特徴
民間が開講している初任者研修は、全国に無数にあり、新規参入したばかりのスクールも多いので、しっかりとチェックすることが大切です。
営利目的のみでなく、介護・福祉の基本理念を持って事業を行っているかなども確認するといいでしょう。
特に研修の良し悪しに一番影響するのが講師の構成やテキストの質です。
講座・スクールの良し悪しを判断するチェックポイント
- 講師陣の人選はバランスがとれているか?
- 偏った職種が集まっていないか。
- 介護現場の経験が豊かなケアワーカーが参加しているか。
- 現役介護職が参加しておらず、有名講師ばかりをそろえていないか。(受講料が高くなるケース有)
- 信頼できるテキストを選んでいるか?
- ケアサービスの意義・基本理念・哲学をしっかり盛り込んだ内容になっているか。
- テキスト作成委員会のメンバーに偏りはないか。
- 少人数制でスクーリングの時間が十分とってあるか?
- 自分にとって納得できる受講料か?
- 通学できる範囲内に教室はあるか?
- 振替受講制度もあり、最後まで通学できる日程となっているか?
- 講座修了後の就職サポートなどもきちんと説明してくれるか?
初任者研修 修了後の就職サポートも重要
初任者研修を開講しているスクールが、講座修了後に就業先を確保するためにどのようなサポートを行っているかも大切なチェックポイントとなります。
実際、厚生労働省は、介護資格の養成研修事業を行う際には、福祉人材センターなどとの連携を図るなどして、受講生が研修修了後に就職できるようなサポートを行うことを推奨しています。
最近では、介護施設などを運営している事業者が介護職員初任者研修などの研修事業を行っていることも多く、自分の運営施設などに就職斡旋しているケースが増えています。
また、公的機関や民間機関で介護人材紹介事業を行っている企業などと連携し、活用を積極的に推し進めて就業先を探すためのサポート活動をしているどうかも重要です。
自分に合った学習方法のチェックポイント
まず、下記の該当項目にチェックをつけ、次に一番多くチェックがついたコースが、自分に合った学習方法です。
自治体系の介護資格 通学講座□ 平日・昼間に開講される講座スケジュールに合わせることが可能である。
□ 受講抽選にはずれても後悔しないし困らない。
□ まずは安全で安心できる講座選びをしたい。
□ 受講料を安く抑えたい。
□ 講座を欠席しない自信がある。
□ 自分のペース・スケジュールに合わせて学びたい。
□ 自分で特徴のある講座・スクールを探し受講したい。
□ 学習のための費用は必要だと思っているし負担できる。
□ 講義を欠席する場合もあるので受講期が長い講座を受講したい。
□ 申し込んですぐに研修を受講したい。
□ 研修会場へ通学するのがむずかしい。
□ 一人でも学習し続ける強い意志がある。
□ 通学講座より若干のハンディがあっても気にしない。
□ 仕事や家事などで忙しいが、介護資格をぜひ取得したい。
□ 自宅で学ぶ時間や環境が整っている。
□ 介護職に就き働きたい。
□ 資格を取り修了証書を就職の際に役立てたい。
□ 介護サービスについて徹底的に習得したい。
□ 介護に対しプロと同じ様にボランティアでも責任をもって行いたい。
□ 現役の介護職員で仕事をすでに行っているが、体系だって学び直したい。