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介護職員初任者研修の講習を終了し介護現場で仕事をする場合、利用者で認知症を患っている方も多くいます。

なので、認知症の病状と症状と共に認知症の診断過程や方法などについても最低限の知識は習得しておくべきです。

認知症の診断プロセスについて

利用者自身の状態にプラスし、その家族と担当している介護職が把握している情報等を参考にして総合的観点から勘案し認知症の診断が次の順序で実施されます。

  1. 認知症であるかないかを診断します。
  2. 認知症の原因疾患は何であるかを診断します。

また、診断の客観性を担保し効率アップを図るため、介護の現場では、基準設定された質問内容から構成された評価スケールが採用されており、次の2項目の条件が認知症の評価スケールには要求されます。

  1. 短時間で実施でき方法も簡便であること。
  2. 高齢者でも認知機能が正常であれば回答可能だが、認知機能に異常(認知症)があれば回答が困難であること。

主な認知症の診断方法

ミニメンタルステートテスト(MMSE)とは

ミニメンタルステートテスト(MMSE)はアメリカのフォルスタインが考案したテストで、長谷川式認知症スケールと同様に認知症の診断では国際的にも幅広く採用されています。

MMSEは、11項目の計算や日寸などから構成されています。

認知症の疑いが発生するのは、30点満点中で、24点以下が目安となっています。

長谷川式認知症スケ-ル(HDS-R)

日本で主に認知症の診断で採用されているものに長谷川式認知症スケ-ル(HDS-R)があり、簡易尺度として認知症であるかないかを診断するために用いられています。

HDS-Rは9項目の質問内容で構成されています。

認知症の疑いが発生するのは、30点満点中、20点以下が目安となっています。

加算評価で行われ、正答した場合は1点、誤答や答えられなかった場合は0点です。

設問に基づき質問する際は、利用者にしっかりと説明を行い了解を得ることが重要です。

具体例を挙げると、「診断や治療をこれから行うための参考としてどうしても必要となるので、ちょっとした記憶テストみたいな感じですが、ぜひ協力して頂けますでしょうか。」などと言ってみます。

簡易に認知症の疑いを選別できるHDS-Rですが、この結果だけで確定的な診断を下したり、重症の度合を評価したりするには無理があります。

その理由は、利用者などが検査を受ける場合の協力度のバラツキ、精神病などの心の問題や風邪などによる体調不良などによって、実際の状態よりも過少評価されるケースもあるからです。

一方、認知症になっている人でも学歴が高い人や職業で高度な知識・思考機能を要求される人は、問題なしと判定される可能性がある高い得点をだすケースも少なくありません。

認知症を引き起こす原因となる疾患の診断方法

認知症を引き起こす可能性のある原因疾患は数十項目以上あると言われています。

認知症になる多くの原因は脳内の疾患が起因して引き起こされますが、一部、全身性の疾患(感染症 、腫瘍性疾患、内分泌病、中毒性疾患)等が起因して引き起こされる場合もあります。

早期段階で正確な診断結果が得られ治療も早めに実施されていれば症状も軽くてすむことがあります。

原因となる疾患を特定するための診断を行う際には、利用者本人やその家族から発病してから現在までの状況経過や疾患固有の症状などに関してヒアリングを行います。

これらの行為は、神経学的な視点での検査と対面での調査と共に大変重要になります。

また脳波や心電図の測定、血液検査、CTでの画像診断などが診断の精度を高めるために補助的に行われています。

認知症の原因疾患を特定する精度が急速に高まった要因として、CTによる飛躍的な画像診断の向上が挙げられ、これらの活用によって脳内で発生している病変の状態が明確に把握できるようになりました。

認知症の種類と患者数の割合

発生頻度が一番高い認知症はアルツハイマー型認知症になり、認知症患者の67.6%にもなります。

次に脳血管性認知症が19.5%、レビー小体型認知症が4.3%、前頭側頭型認知症が1.0%となります。

認知症の発生割合

図引用元:
みんなの介護 【わかりやすい】認知症の種類(アルツハイマー型・レビー小体型・脳血管性・前頭側頭型)
https://www.minnanokaigo.com/guide/dementia/type/
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